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簿記3級

簿記を始めよう!まずは3級から

投稿日:2016年8月9日 更新日:

 

皆さん、簿記についてどのようなイメージを持っていますか?

 

「経理担当者が仕事で使う知識を習得する資格って感じでしょ?」

「製造現場の自分にはあんまり関係ない話だなー」
こんな感じで思っている人もいるのではないでしょうか。そんなことはありません!簿記の知識は、企業の採算性やコスト管理、資金繰りと言った知識を身に着けることができます。
つまり、簿記の知識は経理が持っていれば良いというものではなく、営業や製造現場においても非常に有用な知識なのです。

そのため、企業でも教育制度や自己啓発等で取得を奨励している事例が多数あります。また、学生視点でも授業の単位認定に活用されていたり、就職活動に活用できたりといった利点があります。さらに、受験者数は年間50万人から60万人と資格試験の中でもかなり多く、知名度も高い資格なのです。

◎簿記3級の難易度は?

 

さて、簿記の勉強をすることで得られるメリットを紹介したわけですが、

 

「難しさとか試験時期はどんな感じなの?」

「簿記って響きだけでも何だか難しそう・・・。」

 

という疑問や不安を持った方もいらっしゃるかと思います。この声にお答えしていきます。

 

まず、簿記の難易度ですが、今回は3級について説明します。というのも、初めて簿記試験を受ける人の多くが3級から受験するからです。日商簿記試験を主催している日本商工会議所は、簿記3級について

「ビジネスパーソンに必須の基礎知識。経理・財務担当以外でも、職種にかかわらず評価する企業が多い。基本的な商業簿記を修得し、経理関連書類の適切な処理や青色申告書類の作成など、初歩的な実務がある程度できる。中小企業や個人商店の経理事務に役立つ。」

としています。どんなレベルなのか、ちょっとピンと来ないですよね(笑)。

 

では、分かりやすい指標として過去の合格率を見てみましょう。簿記試験は年に3回開催され、

 

6月第2日曜日・11月第3日曜日・2月第4日曜日

 

となっています(1級のみ2月は開催されていない)。もちろん、回ごとに合格率の違いはありますが、簿記3級の合格率は平均すると35~45%程度といったところです。つまり、受験者の2~3人に1人は合格しているということです。これを易しいと捉えるのか、難しいと捉えるのかは個人差があるかと思います。私としてはそこまで難しい試験ではない部類に入るかと思うので、是非ともチャレンジしてほしいと思っています。

 

 

◎どれくらい勉強すればいいの?

 

「簿記3級がどんなものなのかは分かったけど、実際にはどれくらいの勉強時間が必要なの?」
簿記3級取得に必要な勉強時間は50~100時間とされています。実は、そこまで多くの時間を割かなくても簿記3級に合格できるんです。

思ったより短い

と思いませんか?実際、私も学生時代に簿記3級に合格した時は1ヶ月ほどの勉強期間で合格しました。もちろん、その時は大学に入りたてで、簿記や会計の知識など皆無の時です。どうでしょう、これだけで受かりそうな気がしてきませんか?
「学生だから時間がとれたんでしょ?」

 

という声もあるかもしれませんが、そんなことはありません。はっきり言って、簿記3級は通勤・通学時間を使うだけでも大きく合格に近づくことができます。具体的に私の経験談を紹介すると

 

通学時間での学習:往復1.5時間×20日=30時間

自宅での学習  :平日1時間×10日+休日3時間×4日+直前8時間×1日=30時間

合計60時間

 

この勉強時間で合格することができました。簡単に言えば、通勤時間でテキストを使って勉強し、帰宅後に問題を解くことと通勤時間の学習内容を復習する流れです。そして、休日は問題集を解く時間に充てる。これが基本になります。このプランであれば学生はもちろんのこと、社会人の方でも通勤時間と寝る前、休日の数時間の活用によって、独学で十分合格を狙えます!

いかがでしょう?これなら試験1ヶ月もしくは2ヶ月前から始めることで合格できそうですよね?簿記は数字を扱うため、どうしても数学が苦手だった方は敬遠しがちかもしれません。でも安心してください。簿記試験では電卓が使えます。これだけで何だか安心できませんか?

 

 

◎どんなものを用意する必要があるの?

 

さて、簿記の学習プランが見えてきたところで皆さんの学習意欲がうなぎのぼりになっていることでしょう(笑)。では、次に何を用意する必要があるのでしょうか。簿記の勉強を始める方は、

 

・テキスト

 

・問題集

 

・電卓

 

この3つを用意してください。

 

まずテキストですが、これは実際に本屋に行って購入することをおすすめします。通販サイトでのレビューや他の体験記サイトでおすすめのテキストが紹介されていますが、

はっきり言ってテキストには個人ごとに合う合わないがあるからです。

そのため、実際に本屋に足を運んでください。大きな本屋の方が品ぞろえが多く、選択肢も多くなるのでおすすめです。そこでテキストを軽く立ち読みしてみてください。いくつか見ていると、必ず自分に合うテキストがあるはずです。図が多いもの、内容を細かく説明してくれているもの、漫画風に話を進めてくれるものなどのバリエーションがあるので、好きなものを選んでください。書き方が違うだけで、本質的には同じことを説明しているので安心してくださいね。ちなみに参考程度ですが、私は大原のテキストを使用していました。理由は単純で、当時CMで大原=簿記のイメージがあった点、大手のテキストなら大丈夫だろうというものです。こんな感じで選んでも問題ありませんよ。

 

 

続いて問題集ですが、これは大手予備校(大原やTAC)の予想問題集が良いでしょう。テキストにも多少の例題や練習問題が載っているので、基本はそこで押さえてしまいましょう。問題集は過去問でも構いませんが、有名予備校の予想問題集は過去問を研究したうえで問題集を作成しているので、より本番に近い問題を解くことができます。もし過去問を解きたいという方は、2~3回前の過去問を解いてみてはいかがでしょうか。さすがに前回と同じ内容での出題はないだろうと思うので、少し前の問題であれば参考になるかもしれません。

 

 

最後に電卓ですが、これから書く内容は簿記3級で必要なものであると理解してください。簿記1級や税理士、公認会計士レベルになるとさらに必要な機能があるのですが、今回は3級に焦点を絞っています。さらに上位レベルに必要なものは別途コラムにて紹介しようかと思います。

まず、桁数は12桁の電卓を選んでください。試験の時に桁数が足りないという事態が起きてしまっては元も子もありあせんからね。

次に、メモリー機能があるかどうかを確認して下さい。電卓に「M+」「M-」「MR」というキーがあればOKです。これは電卓に数値を記憶させておく機能なので、計算で非常に役立ちます。

この2つの機能は必須機能

と捉えておいてください。これから書く2つの機能はあってもなくても構いませんが、私は必須に近い機能だと思っているものです。

まずひとつめは0をふたつ一気に入力できる「00」キーです。このキーがあれば、例えば数字の100を打つとき、「1」「0」「0」と打つのと「1」「00」と打つのではスピードが違いますよね。簿記試験では万単位、百万単位の数値が当然のように出てくるため、0を押す回数が半分になるのは結構な時間短縮に繋がるのです。このキーがないと絶対ダメという訳ではありませんが、あると非常に便利です。

ふたつめは「▷」というキーです。このキーを初めて見た、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。このキーは打ち込んだ数値の一番小さな位の数字を消すことができるキーです。例えば、「1000」と表示されているときに「▷」を押すと、表示が「100」になります。数値が「1001」でも「▷」を押せば「100」となります。このキーの使いどころは、単位をひとつ落とすときです。試験に使われる数値はどうしても大きいものが多いので、百万単位の数を打とうとして、間違えて千万単位の数値を押してしまうことはよくあります。通常ならば計算を最初から打ち直さなければいけないところ、「▷」キーがあればそんな手間は不要です。このキーは、電卓打ちに慣れてきたときに利用価値が分かる機能と言えそうですが、あって損はありません。是非とも押さえておいてください。

 

さて、ここまで準備ができたら後は合格に向けて勉強するだけです!!頑張ってくださいね!

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