簿記に関する情報をまとめていくサイト

簿記総合案内所

簿記3級

簿記の基本情報について学ぼう

投稿日:2016年8月18日 更新日:

皆さんこんにちは。このページをみていただいているということは、簿記を勉強しようという思いが芽生えているようですね。私としては嬉しい限りです。さて、今回からは簿記3級の内容について簡単に触れていこうかと思います。目標としては、このページを順に読むことで簿記3級の知識の基本が習得できるようになればと思っています。目指せ!打倒プロのテキスト!!(それは言い過ぎ)でも、皆さんにとって有用なテキストになるように頑張るつもりですので、読んでいただければ幸いです。

 

 

◎簿記とは一体何なのか

 

簿記とは「帳簿記入」の略語です。

会社や商店は利益を得るために様々な活動を行うのですが、その中で生じる金銭の流れを一定のルールに基づいて分類・整理していき、帳簿に記入していきます。そして、帳簿に基づいて財務諸表を作成し、利害関係者に示します。

 

 

堅苦しく説明するとこのような形です。・・・いまいちピンと来ないですよね。かみ砕いて説明するとこんな感じです。

 

 

会社が儲けるための活動で、お金が入ってきたり出て行ったりします。その流れを決められたルールに従って記録します。1年後、儲かったのかどうかの結果報告資料を作り、関係者に報告します。この一連の流れが簿記と言うことになります。要するに、会社が儲かっているのかどうかの記録を作って周りに示すことです。

 

 

ここで言う利害関係者は①株主②銀行・取引先③税務当局などです。

 

①の株主に報告するのはイメージしやすいかと思います。株主は儲かっている会社に投資したい訳ですからね。

②の銀行や取引先は、報告内容によってお金を貸したり取引を行ったりするかどうかの判断基準とします。倒産しそうな会社にお金を貸したら返済されない可能性がありますし、ものを売ってもお金を払ってもらえないかもしれないので、事前の判断に役立つ訳です。

③の税務当局への報告は、税金移管する申告が正しく行われているかどうかの判断に使用されます。

このように、利害関係者に示す財務諸表は企業の経営を判断する上でとても重要なものなのです。こうした一連の流れを学習するのが簿記です。

 

 

◎簿記の目的とは

 

簿記の目的は上にも書いたように、利害関係者に財務諸表を示すことです。では、一体どんな内容を報告するのでしょうか。簡単に言うと儲かったかどうかという言い方をしていましたが、正確に言うと次の2点となります。

 

①経営成績を明らかにする

経営成績とは、会社や商店が一定期間の間にどれだけの収入や支出があったのか、その結果としてどれだけ儲かったのかを意味します。この結果は「損益計算書」というものにまとめられます。

 

②財務状態を明らかにする

財務状態とは、会社や商店がどれだけお金や土地、設備などを持っているのか、借金はいくらあるのかといったことを意味します。この結果は「貸借対照表」というものにまとめられます。

 

「貸借対照表」と「損益計算書」の総称として財務諸表という表現が用いられます。

 

 

◎貸借対照表

 

貸借対照表(Balance Sheet)は

一定期日の財政状態を明らかにするために作成される報告書

です。貸借対照表は略称としてB/Sと表示されることもあります。

財政状態とは、資金がどこから受け入れているのかという資金の調達源泉と、その資金をどのように使っているのかという資金の運用状態を指します。

資金の調達源泉は負債・純資産で表示され、資金の運用状態は資産で表示されます。

貸借対照表の例はこんな感じです。↓

 

キャプチャ

 

 

このように、貸借対照表には資産・負債・純資産が記載されます。

 

資産とは、企業の収益獲得活動に役立つものを言い、一般に財産を指します。資産は大きく2つに分けることができます。

 

・企業や商店が所有するもののうち、金銭価値で評価できるもの

現金・商品・建物・備品など

 

・企業や商店が外部より金銭を受け取る権利

売掛金・貸付金・受取手形など

 

 

負債とは、企業が外部にお金を支払う義務を指します。

買掛金・借入金など

 

純資産とは、資産から負債を差し引いた残額を言います。

純資産はプラスの財産を意味する資産からマイナスの資産を意味する負債を差し引いて求められるため、その企業や商店の正味の財産を示します。

純資産の構成は営業を開始する際の出資(元入れ)と、その後の営業活動を通じて得た儲けからなります。

 

 

貸借対照表からは、次の2つの式が導き出されます。

 

貸借対照表等式

資金の運用状態を示す資産と、資金の調達源泉である負債・純資産は左右で等しくなります。

 

資産=負債+純資産

 

資本等式

①の式から導き出せる等式であり、純資産を求める際に使用される式です。

 

純資産=資産-負債

 

 

◎損益計算書

 

損益計算書(Profit and Loss statement)は、

一定期間の経営成績、つまり企業の儲けを明らかにするために作成される報告書

です。これは収益から費用を差し引くことで算出されます。また、略称としてP/Lと表示されることもあります。

 

損益計算書の例はこんな感じです。↓

損益計算書

 

当期純利益は、儲けが出ていれば左側、損が出ていれば右側に表示されることになります。

また、損益計算書は左側の費用欄と右側の収益欄の合計が等しくなります。

そのため、次のような等式が導き出されます。

 

収益-費用=当期純利益

 

損益計算書の左側に書かれる費用ですが、これは商品の購入や給料の支払いなどを示します。つまり、営業活動による外部への支出を示し、純資産を減少させる原因となります。項目としては

仕入・給料・水道光熱費・支払利息 などです。

 

一方、損益計算書の右側に書かれる収益ですが、これは売上や利息の受け取りなど、つまり営業活動による外部からの収入を示し、純資産を増加させます。項目としては

売上・受取手数料・受取利息 などです。

 

 

◎貸借対照表と損益計算書の関係

上記の貸借対照表と損益計算書には密接な関係があります。

貸借対照表で算定した当期純利益は、損益計算書で算定した当期純利益と一致します。

損益計算書では一定期間の収益と費用の差額で当期純利益(または損失)を算出するのですが、この方法を損益法と言います。損益法は、純資産の増加原因を示す収益と減少原因を示す費用の差額により当期純利益(または損失)を求める方法であり、純資産の増減を原因に着目して算定する方法です。

貸借対照表では期首(期間のはじめ)と期末(期間の終わり)の純資産額の差額で当期純利益(または損失)を算定するのですが、この方法を財産法と言います。この方法は純資産の有高に着目して当期純利益(または損失)を算出する方法です。

これらは純資産について2つの視点から求めているのですが、結果として算出される当期純利益(または損失)は必ず一致します。

 

さて、本日はここまでにしようかと思います。最初なのでつまらない説明に終始してしまいましたが、とても大切な部分なのでしっかりと復習してくださいね。

-簿記3級

Copyright© 簿記総合案内所 , 2017 AllRights Reserved.