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勘定項目とその処理について学ぼう~現金~

投稿日:2016年9月27日 更新日:

皆さんこんにちは。運動会シーズンですが、お子さんの運動会で走ったりしましたか?たとえ走っていなくとも、子供の姿に一喜一憂して体に力が入ってしまって・・・なんてこともあるかもしれませんね。私は独身なのでその心配はありませんが苦笑

さて、今回からは各勘定項目について勉強していきましょう。やっと詳細項目ですね!早速参りましょう。

 

 

◎現金勘定ってどんなもの?

 

現金について今さら何を言う必要があるの?という疑問を持つ方もいらっしゃるでしょう。私たちは生活している以上、現金とは切っても切れない関係です。当然、紙幣や硬貨といったものが現金となります。

現金は資産項目に分類されるので、借方=現金の増加、貸方=現金の減少となり、貸借対照表(B/S)に表示されます。

 

現金が増加するような取引の仕訳を行う場合は

 

(借)現金  ○○  (貸)勘定項目  ○○

 

となります。現金が減少する場合はこの貸借が逆になるわけですね。

 

(借)勘定項目  ○○  (貸)現金  ○○

 

現金勘定の取り扱いはこれが基本です。しっかり押さえてくださいね。

 

 

◎通貨代用証券って?

 

現金について、記帳方法意義の部分については当たり前のことでした。しかし、簿記は一筋縄ではいきませんよ(笑)

簿記上では、次のものも現金として取り扱われるのです。

 

・他人振出小切手

・送金小切手

・郵便為替証書

・配当金領収書

・期限が到来した公社債の利札  など

 

これらは「通貨代用証券」と呼ばれるもので、お金の代わりになるものくらいのイメージでかまいません。簿記3級ではこれらの詳細が問われるわけではないのですが、せっかくなので紹介しておきますね。

イメージを持つことで理解も深まるかと思います。

 

・小切手

これは皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか。映画とかドラマで出てくる、あれです。小切手は銀行に提示することでその金額を受け取ることができるもので、実際に現金を持ち歩くリスクを回避する目的があるとも言われています。

ここでひとつ覚えておいていただきたいことがあります。小切手は簿記上、現金として取り扱うのですが、これを受け取ってすぐに預金口座に入れる場合は当座預金勘定で処理することになります。

 

・郵便為替証書

これは小切手と似ているもので、受け取った郵便為替証書を郵便局で提示すれば現金を受け取ることができます。

 

 

 

・配当金領収書

これは、株取引をしたことがある方は知っている方もいらっしゃるかもしれません。企業は儲けが出ると、そのうちのいくらかを配当金として株主に支払うのですが、この時、株主に配当金を直接支払うのではなく、配当金領収書を株主に発行します。配当金領収書は金融機関に提示すればいつでも現金にすることが可能なので、現金勘定となっています。

 

そのため、配当金領収書が送られてきたら次のような仕訳を行ってください。

 

(借)現金  ○○  (貸)受取配当金  ○○

 

・公社債

公社債は国や企業の借金で、私たちは貸す側の立場だと思っていただければと思います。公社債は借金なので利息が付くのですが、公社債には利札というものがついてきます。これは、書かれている期日以降に金融機関に提示すれば現金化できるものです。そのため、簿記上では現金として扱えるわけです。

 

期限の到来した公社債の利札を持っている場合は次の仕訳を行います。

 

 

(借)現金  ○○  (貸)受取利息  ○○

 

◎練習問題

 

ここで問題を出しますね。

商品100円を売上げ、小切手もしくは郵便為替証書を受け取ったとしましょう。その際の仕訳はどうなるでしょうか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

答えはこのようになります。

 

受け取った小切手をそのまま所持している場合は

 

(借)現金  100   (貸)売上  100

 

もしも受けとった小切手をそのままにせず、すぐに当座預金へ入れた場合は

 

(借)当座預金  100   (貸)売上  100

 

となります。

 

 

※当座預金と言う言葉とその意味については、次回の授業で詳しく説明します。

 

いかがでしたか。今回は、簿記における現金の扱いは貨幣・硬貨だけではないということを分かっていただくのがいちばん重要かな、と思っています。さて、次回は現金と結びつきの強い当座預金について説明しようかと思います。

しっかり復習しておいてくださいね。それではまた次の授業でお会いしましょう!

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