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勘定項目とその処理について学ぼう~当座預金~

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皆さんこんにちは。もうすぐ9月も終わりですが、気温が下がりきらない妙な感じが続いています。私は暑い方が好きなので、この感じが続けばいいのに・・・なんて思っていますが、暑さが嫌いな人は一刻も早く本格的な秋を迎えたいと思っていることでしょう。どうしても秋になると外の空気から哀愁を感じてしまうのと、大嫌いな冬がやってくるので気持ちが滅入ってしまいます苦笑

そんな気持ちを紛らわすためにも(読んでくださっている方に失礼でしょ苦笑)、授業を始めていこうと思います。今回は「当座預金」についてです。前回の現金勘定と同様、イメージしやすいのではないでしょうか。それでは参りましょう。

 

 

◎当座預金ってどんなもの?

 

「預金」という言葉は皆さんご存知の通りだと思います。その預金にもいくつか種類があるのですが、皆さんが日常で使用しているものは「普通預金」もしくは「定期預金」といったところではないでしょうか。普通預金は皆さんが日常で使用しているものをイメージしていただければ問題ありません。定期預金は、一定期間引出しができないものの、金利は普通預金より高く設定されているものです。

ここまでは説明不要だったかもしれませんね。それでは、「当座預金」とは一体どのようなものなのでしょうか。

 

まず、当座預金には金利がありません。

 

金利がないだと・・・!?

 

金利がないのに預金口座を作る意味があるのだろうか??これだけ聞いたらそんな印象を持つでしょうね。しかし、当座預金にはもうひとつ特徴があります。

それは小切手が使えるというものです。企業は1日の中でのお金の動きが非常に多く、支払額も多額な場合が多いのですが、小切手を使うことによって現金持ち歩きリスクを回避できるわけですよね。このメリットから、企業は当座預金を活用するわけです。

 

また、当座預金には通帳がないので、期末に帳簿残高と銀行残高を照合する必要があります。(これは簿記2級の内容なので、ここでは紹介のみとします)

以上が当座預金の特徴です。ざっくり言えば小切手が使える、企業用の口座というイメージでも良いかと思います。

小切手と当座預金の流れの大まかなイメージは、下図のとおりとなります。

 

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◎当座預金の簿記上の取り扱い

 

当座預金は資産項目に分類されるので、借方=当座預金の増加、貸方=当座預金の減少となり、貸借対照表(B/S)に表示されます。

 

それでは、簡単に仕訳で例を示してみますね。

 

当座預金口座を開設し、現金を預けた場合は以下の仕訳となります。

 

 

(借)当座預金  ○○  (貸)現金  ○○

 

 

商品を仕入れ、それを小切手を振り出して支払った場合

 

 

(借)仕入  ○○  (貸)当座預金  ○○

 

 

商品を売上げ、受け取った小切手をただちに当座預金に預け入れた場合

 

 

(借)当座預金  ○○  (貸)売上  ○○

 

取り扱いは現金勘定とよく似ているので、すっと入ってくるのではないでしょうか。難しく考えず、まずは仕訳を覚えてしまいましょう。

 

 

◎小切手に関する仕訳のまとめ

 

前回から小切手に関する仕訳が何度か出てきているのですが、現金勘定にしてみたり当座預金口座にしてみたり・・・ちょっと整理が追い付いていない方もいらっしゃるかと思います。そこで、このタイミングで改めて小切手に関する仕訳をまとめてみましょう。

 

小切手は他人振出のものと自己振出(自分が振出した小切手)に分かれます。

 

・他人振出の小切手

この場合は受け取った後の行動で取り扱いが変わります。

 

すぐに口座へ預け入れた場合→当座預金

そのまま保持した場合→現金

 

問題でも、「すぐに口座へ預け入れた」という趣旨の言葉が入っていれば当座預金勘定を使うと判断してください。

 

 

・自己振出の小切手

この場合は必ず当座預金勘定となります。

 

このように、分類が必要なのは他人振出小切手を受け取った時だけです。もしも自己振出の小切手を受け取ったら、それは当座預金勘定で処理してください。

 

さて、当座預金に関する基本事項は以上です。次回は当座預金ついてもう少し深く突っ込んだ内容を取り扱おうかと思います。しっかり復習しておいてくださいね。

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