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勘定項目とその処理について学ぼう~商品売買①~

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皆さんこんにちは。更新頻度が減ってしまい申し訳ありません。気付けば10月も後半を迎えることになってしまいました。サボっていただけではないのか?という声が聞こえてきそうですが、そうではないということだけは言わせてください・・・。年度後半は忙しくなることが多いので、なかなか記事を書く時間がないのが実情なのですよ・・・。そのため、これからペースが遅くなることがあるかとは思いますが、更新は続けていきますので、楽しみに(?)しておいてください。

それでは、今回は「商品売買」について学んでいきましょう。この範囲は2回に分けて紹介します。前半の今回は商品売買の基本部分を紹介します。しっかり学習しましょう。

 

 

 

◎商品売買の概要

 

商品売買は企業が儲けを得るための活動で最もイメージしやすい活動だと思います。商品をできるだけ安く仕入れ、できるだけ高く売ろうとするわけですね。そして、売った値段と仕入れた値段の差額が利益となります。

 

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この流れの記帳方法はいくつかあるのですが、簿記3級では三分割法が問われます。この方法は、繰越商品勘定(資産)仕入勘定(費用)売上勘定(収益)の3つの勘定を使って商品売買の記帳を行う方法です。それぞれを記帳する際に使う金額は次の通りです。

 

・繰越商品勘定:買った時の金額(原価)

・仕入勘定  :買った時の金額(原価)

・売上勘定  :売った時の金額(売価)

 

売るまでは原価で評価しておき、売れた時に売価で計上することで差額が利益となりますよね。このように各勘定項目を計上することで、利益を把握することができるのです。

 

さて、ここからは商品を仕入れた時や売り上げた時の実際の事例を見ながら仕訳を理解していきましょう。(繰越法品勘定は決算の学習時に紹介するので、勘定項目の存在だけ押さえてください)

 

 

◎現金取引における処理

 

仕入や売上を現金で行った場合を考えてみましょう。ペンを100円で仕入れて200円で売った場合を想像してみてください。

 

ペンを仕入れた時は以下の仕訳を行います。

 

(借) 仕入  100   (貸)  現金  100

 

取引の8要素で紹介した費用の発生-資産の減少に当てはまります。

 

その後、ペンが売れた時は以下の仕入れを行うことになります。

 

(借) 現金  200   (貸)  売上  200

 

こちらは資産の増加-収益の発生となります。

 

この流れが基本となります。上の図の流れと合わせて確認しておいてくださいね。

 

 

◎掛取引による商品売買

 

掛取引って何?と思ったかたもいらっしゃるのではないでしょうか。まずは掛取引について説明しようと思います。簡単に言えば、仕入や売上の代金を後日に払ったり受け取ったりする約束をした上で商品売買を行う取引形態のことを指します。企業の信用力が高い場合で、取引が頻繁に行われている時は掛取引の方が支払いを一気にできる点に利便性があります。掛取引の場合、現金勘定の代わりに買掛金勘定(負債)売掛金勘定(資産)を使います。先ほどの現金での取引例が掛取引に変わった場合を想定すると、

 

ペンを仕入れた時

 

(借) 仕入  100   (貸)  買掛金  100

 

取引の8要素で紹介した費用の発生-資産の減少に当てはまります。

 

その後、ペンが売れた時

 

(借) 売掛金  200   (貸)  売上  200

 

となります。

 

また、買掛金を支払う場合は

 

(借) 買掛金  100   (貸)  現金  100

 

売掛金を清算して現金を受け取る場合は

 

(借) 現金  200   (貸)  売掛金  200

 

という仕訳になります。現金取引の前にワンクッションはさむようなイメージですね。

 

他にも商品売買の方法はいくつかありますが、残りは次回に紹介しようと思います。

最初にも述べたように、商品売買の基本についてはこのページで押さえるようにしてくださいね。

 

それではまた次回の授業でお会い致しましょう!

 

 

 

◎練習問題

 

それでは最後に練習問題を提示しますね。以下の取引の流れを仕訳してください。

 

①時計を@500円×7つ仕入れ、代金は掛とした。

 

※@500円とは、ひとつあたり500円という意味です。

(よく使われる表現なので、覚えておいてください)

 

②①で仕入れた時計を売り上げた。(売価@800円×5つ)なお、販売代金は現金で受け取た。

 

解答は下の方に記載しています。答えができた方はスクロールして確認してください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

①(借) 仕入 3,500   (貸)  買掛金  3,500

 

 

 

②(借) 現金 4,000   (貸)  売上  4,000

 

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